レティシア・ドッシュ 主演・監督
『シンプルな情熱』『ACIDE/アシッド』
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カンヌ国際映画祭 最優秀犬賞(パルム・ドッグ)
コディ

2025.5.30(金)
シネスイッチ銀座UPLINK吉祥寺他にて
全国順次公開

2024年/スイス・フランス/フランス語/81分/1.85:1/原題:LE PROCES DU CHIEN/字幕:東郷佑衣
🄫BANDE À PART – ATELIER DE PRODUCTION – FRANCE 2 CINÉMA – RTS RADIO TÉLÉVISION SUISSE – SRG SSR – 2024
配給:オンリー・ハーツ
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ 在日スイス大使館

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STORY

負け裁判ばかりで事務所から解雇寸前の弁護士アヴリルは、次の事件では必ず勝利を勝ち取ろうと決意する。そんなときある男から、かけがえのない伴侶で絶望的な状況にある犬コスモスの弁護を依頼される。アヴリルはどうしても見過ごせず、またも勝ち目のない犬を弁護するという不条理に飛び込んでしまう。犬の命がかかった裁判が、にぎやかにときにコミカルに展開する。人間と動物との関係に疑問を投げかける、実話に基づいた傑作法廷コメディ。

COMMENTS

コメントをお寄せいただいた方々(50音順·敬称略)
アレックス・ビリントン/ガイ・ロッジ/鹿野正顕/菊地幸夫/菊間千乃/サエキけんぞう/
ジョナサン・ラムニ/杉本 彩/関根麻里/ディエゴ・バトル/
ファビアン・ルミルシエ/マックス・ボーグ/メレディス・テイラー

アレックス・ビリントン

FIRST SHOWING

これほど笑わせてくれて、自分もあの犬と一緒にいたいと思わせてくれる映画を忘れることなんてできない。

ガイ・ロッジ

VARIETY

やつれはてた目をした犬のコスモスを見てると、たまたまなのか、共感による不思議な作用なのか、
本物の演技が繰り広げられていると感じずにはいられない。

鹿野正顕

犬のしつけ方教室「スタディ・ドッグ・スクール」代表
NPO法人日本ペットドッグトレーナーズ協会 理事長

人の勝手な解釈で犬の気持ちを捉えることが、
いかに犬を不幸にしているのかを
考えさせられる映画です。
様々な恩恵を与えてくれる彼らに恩返しをするために、私たちはより犬への理解を深めなければなりません。

菊地幸夫

弁護士

「ペットは物ではない!命がある家族だ!」そうだ、そうだと犬の飼い主たる私も頷いてしまうが、犬は本当に我々の仲間か?仲間ならば裁かれる身に相応しいか?我が家の犬もその愛らしい眼差しの奥底に、実は我々とは全く別の世界の光が宿っているのでは。様々な暴力を風刺や笑いで織り上げた、いつもとちょっと違うテイストの本作を是非御覧あれ!

菊間千乃

弁護士

「犬は物か否か」という裁判を通して描かれるのは、自分が信じる“正義”とは異なる価値観や正義が、この社会には数多く存在するという現実。自分の正義が、必ずしも“真の正義”や“唯一の正解”ではないという気づき。
分断が深まる今の時代だからこそ、多くの人に観てほしい作品です。

サエキけんぞう

作詞家、アーティスト

犬と女性弁護士?今までの映画にないメイン・キャストの組み合わせで、リアルなフレンチ・テイストの風景が浮かび上がる。裁判はエラそうなシステムのはず?しかしワンコとヘンテコリンな弁護士のおかげで、ベタベタに身近なヨーロッパの日常を描き出していく。
実話にもとづいた、ワンコ好きにはたまらないコメディ!

ジョナサン・ラムニ

SCREENDAILY

ドッシュは紛れもなく自信に満ちて監督している。
視覚的に活き活きとした見事な作品。
このよく訓練された雑種犬は、表情の豊かなレパートリーを持っており、ジャンプしたり、シャンソンに合わせて遠吠えをしたり、法廷では行儀よく飛び跳ねたりする。カンヌ映画祭では、『アーティスト』で世界的に高い評価を受けたウギー以来、最も表情豊かな犬の役者の登場だ。

杉本 彩

女優、作家、ダンサー
公益財団法人 動物環境・福祉協会Eva理事長

「すべての生物は人間の愛玩品ではない」犬を弁護するアヴリルの言葉に深く感銘を受けた。 『犬の裁判』は、一頭の犬の運命を通して、 人間の身勝手さ、 他の命にやさしくない社会の仕組みについて問いかけている。
この映画を通じて、 動物の声なき声に耳を傾け、 命の重みと、 人と動物との関わり方について見つめ直すきっかけにしてほしい。

関根麻里

タレント

犬の気持ちになって必死にワンちゃんを弁護する彼女を応援しました。まさか実話が基になっていただなんて驚きです!
滑稽で、馬鹿馬鹿しく描かれていますが、命について深く考えさせられる究極のコメディー作品だと思います。

ディエゴ・バトル

OTROSCINES

この映画は、巧みな語り口で、当初の印象よりもずっと深刻で政治的な内容に仕上がっており、
動物の権利といった今日的な問題にも突っ込んでいる。

ファビアン・ルミルシエ

CINEEUROPA

戯れに充ちて、愉快で、知的。
観客の皆さん、シートベルトを締め、ユーモラスでウィットに富んだ不条理ギリギリの冒険に備えよう。完全に常軌を逸しているそのオフビートな特異性において大傑作。ほとんど漫画的あるいはチャップリン的な精神と、より深刻な根源的問題との間に存在する非常に滑稽な映画。誰もが心ゆくまで解釈できる、ワイルドで饒舌なカクテルだ。

マックス・ボーグ

NEXT BEST PICTURE

ドッシュ監督は、豊富な演技経験を活かし。数秒間しか登場しない役柄でも、
キャスト全員から驚くほどしっかりしたそして面白い演技を引き出している。

メレディス・テイラー

FILMFORIA

テンポは速くユーモアは目を疑うほど突飛だ。
動物愛護を揶揄する風刺として始まる物語は、やがてストリート・バイオレンス、さりげない女性差別、人種差別、さらには些細な市民の関心事といった、より茨の道へと波及していく。ドッシュには明らかにコメディの才能がある。

CASTS

レティシア・ドッシュ
『ACIDE/アシッド』『シンプルな情熱』
フランソワ・ダミアン
『エール!』『タンゴ・リブレ 君を想う』
ジャン=パスカル・ザディ
『俺はマンデラになる』『シャーク・ド・フランス』
アンヌ・ドルヴァル
『Mommy/マミー』『あさがくるまえに』
コディ(犬)
マチュー・ドゥミ
『クラブゼロ』『トムボーイ』
アナベラ・モレイラ
『最後の入浴』『ディアマンティ―ノ 未知との遭遇』
ピエール・ドラドンシャン
『ぼくは君たちを憎まないことにした』『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』

STAFFS

  • 監督:レティシア・ドッシュ(初監督作品)
  • 脚本:レティシア・ドッシュ、アン=ソフィー・バイリー
    (『My Everything』監督、2025横浜フランス映画祭出品)
  • 撮影:アレクシ・カヴィルシーヌ『蛇の道』
  • 編集:スザナ・ペドロ 『クレオの夏休み』
    イザベル・ドヴァンク 『ニューヨーク、恋人たちの2日間』
  • 美術:エルザ・アミエル 『マチルド、翼を広げ』
  • 音楽:ダヴィッド・シュタンク 『サマーフィーリング』
  • 装飾:アン=カルメン・ヴィユミエ
  • 衣装:イザ・ブシャラ

主演・監督:レティシア・ドッシュ

1980年9月1日フランス、パリ生まれ。
2010年、フレデリック・メルムー監督“Complices”で長編映画デビュー。
2012年、短編映画“Vilaine fille, mauvais garcon”に出演し、フランス国内の映画祭で多くの賞を受賞。
2017年には、カンヌ国際映画祭カメラ・ドール受賞のレオノール・セライユ監督『若い女』で主人公を演じ、2018年のリュミエール賞最有望女優賞を受賞。
主な出演作に、ジュスティーヌ・トリエ監督『ソルフェリーノの戦い』(2012)、ギヨーム・セネズ監督『パパは奮闘中!』(2014)、マイウェン監督『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』(2014)、クリストフ・オノレ監督“Les Malheures de Sophie(原題)”(2015)、カトリーヌ・コルシニ監督『美しい季節』(2015)、アントニー・コルディエ監督『ギャスパール、結婚式へ行く』(2017)など。ダニエル・アービッド監督『シンプルな情熱』(2020)では主人公のエレーヌ役を好演。最近作は、ジュスト・フィリッポ監督『ACIDE/アシッド』(2024)、ティエリー・クリファ監督“Les Rois de la Piste”(2024)、アルノー&ジャン=マリー・ラリュー監督“Le Roman de Jim”(2024)など。

レティシア・ドッシュ監督コメント

あなたは、勝つ見込みのない訴訟を担当する弁護士、アヴリルを演じます。このキャラクターをどのようにして考えついたのですか?
この映画は、何よりもまず、ひとりの女性の物語です。アヴリルは、40歳の女性で、ふたつの時代、古い世界と#Me Too世界の狭間で、自分の声を探しています。 声を出さない、声を出せない、低い声、甲高い声、彼女はコスモスのようです。 この犬は、長年の家畜化が消し去ったオオカミの遠吠えを、精一杯探し出そうとしています。 コスモスは彼女の鏡です。彼を救おうとすることが、彼女にとっても自分の力と居場所を発見することになるでしょう。
初の長編監督映画にコメディを選んだ理由は?
それは素晴らしい挑戦であり、コメディ以外の方法ならやりたいとは思わなかったでしょう。主題的にも他の方法はあり得ません。私にとって、笑いは戦いの活力であり、コメディはすべての人にとって崇高な芸術なのです。観客に楽しい時間を過ごしてもらうのはすばらしいことだと思います、とくに深刻なことを語る場合には。

REVIEW

戯れに充ちて、愉快で、知的。
完全に常軌を逸しているそのオフビートな特異性において大傑作。

―――CINEEUROPA

カンヌ映画祭では、『アーティスト』で世界的に高い評価を受けたウギー以来、最も表情豊かな犬の役者の登場だ。

―――SCREENDAILY

ドッシュには明らかにコメディの才能がある。

―――FILMFORIA

TRAILER

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関東
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